皆さんこんにちは!
興洋建設の更新担当の中西です。
さて今回は
~アスファルト温度管理の科学~
アスファルトは生きている。
温度によって“性格”が変わる、まるで生き物のような素材です。
11月の施工では、朝の気温が10℃を切る日も多くなり、
温度管理を誤ると密着不良や早期剥離を引き起こします。
| 作業工程 | 適温範囲(℃) | 注意点 |
|---|---|---|
| プラント出荷時 | 160〜170 | 冷えすぎると流動性低下 |
| 敷きならし時 | 140〜150 | フィニッシャー設定温度を確認 |
| 転圧開始 | 130前後 | 初転圧は迅速に! |
| 最終転圧 | 90〜100 | 温度ムラが出ないよう均一転圧 |
➡️ 冬場は「冷えるスピード」が想像以上に速いため、
合材車の到着→敷き均し→転圧までの流れを秒単位で設計します。
長距離搬送(車両内温度降下)
フィニッシャー待機による冷却
転圧機待ちで冷却
これらを防ぐには、
ダンプカバー必須+搬送距離10km以内を意識。
必要に応じて**再加熱装置(赤外線ヒーター)**を併用します。
寒い時期ほど“早く・均一に”。
温度が落ちる前に初転圧を完了するチームワークが重要です。
また、ローラーの加圧も温度に合わせて微調整。
→ 温度が低いと材料が固く、圧力が足りないと密度不足になります。
11月以降は、常温アスファルト合材や補修パッチの需要が急増します。
特に小規模補修や夜間工事では、寒冷地用材料が重宝します。
常温材も「仮補修ではなく、次の春まで耐える品質」に進化しています。
施工時温度をサーモカメラで記録し、
日報・写真に残しておくことで「品質保証」が強化されます。
温度記録がある現場は、官庁発注でも高評価を得やすい傾向です。
温度はアスファルトの命。
11月施工では、**“スピード+チーム連携+データ管理”**が最大の武器になります。
気温に負けない舗装技術で、冬を乗り越えましょう️
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