オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2025年12月9日

興洋建設のよもやま話~part26~

皆さんこんにちは!
興洋建設の更新担当の中西です。

 

~舗装の劣化原因と補修方法~

 

道路は、毎日車が走り、雨風にさらされ、夏は高温、冬は凍結という過酷な環境で使われ続けています。どれだけ丁寧に施工しても、舗装は時間とともに必ず劣化します。だからこそ大切なのが、劣化の原因を正しく見立て、症状に合った補修を選ぶことです
「ひび割れがあるから埋める」「穴が空いたから塞ぐ」だけでは、根本原因が残り、短期間で再発するケースも少なくありません。

 

 

■ 舗装劣化の代表例:まずは症状を知る

舗装の劣化は大きく次のような形で現れます。

  • ひび割れ(クラック):網目状、縦横方向、端部など️
  • わだち掘れ(ラッティング):車輪の通り道が凹む
  • ポットホール(穴ぼこ):突然穴が空く、危険度高⚠️
  • 段差・沈下:マンホール周り、埋戻し部などで発生しやすい
  • 剥離・骨材飛散:表面がザラザラ、石が取れる
  • 水溜まり:排水不良のサイン️

これらは“見た目”の問題だけでなく、事故リスク・苦情・損傷賠償につながる可能性もあるため、早期対応が重要です。

 

 

■ 劣化の原因は「荷重・水・温度・構造」の組み合わせ

道路が傷む原因は複合的です。代表的な要因を整理します。

① 荷重(大型車・交通量)

重い車が多い道路では、アスファルトが塑性変形し、わだちが発生しやすくなります。停止・発進が多い交差点付近も要注意です。

② 水(最大の敵)

水が路面から浸入すると、路盤が弱くなり、沈下・穴ぼこ・剥離の原因になります。排水不良や水溜まりは、劣化の加速装置です。

③ 温度(夏の軟化/冬の凍結)❄️

夏はアスファルトが柔らかくなり変形しやすい。冬は凍結膨張や凍上でひび割れが増える。地域の気候条件を踏まえた材料・構造が重要です。

④ 構造(路盤・路床の弱さ)

表面だけ直しても、下が弱いとすぐに沈下します。埋設工事の掘り返し部(埋戻し部)や、もともとの地盤が弱い場所は特に注意が必要です。

 

 

■ 症状別:代表的な補修工法と選び方

1) ひび割れ補修(クラック)

軽微なひび割れなら、雨水浸入を防ぐ“予防補修”が効果的です。

  • シール材充填:ひび割れにシール材を入れて水を止める
  • クラック注入:細かい割れの進行抑制
  • 表面処理(スラリーシール等):表面を薄く被覆して防水性・粗度回復️

ただし、網目状に広がる“疲労ひび割れ”は、構造が弱っている可能性が高く、表面補修だけでは再発しがちです。

2) わだち掘れ補修(ラッティング)

わだちの原因が表層の変形か、路盤の沈下かで対策が変わります。

  • 切削オーバーレイ:表層を削って新しい層を敷く
  • 路盤補強+オーバーレイ:下が弱い場合に有効
  • 改質アスファルトの採用:高温変形に強くする

交差点は特に荷重が集中するので、材料選定と締固め管理が重要になります。

3) ポットホール(穴ぼこ)

穴ぼこは緊急性が高く、即日対応が求められるケースも多いです⚠️

  • 常温合材の応急補修:早いが恒久対策ではない
  • 加熱合材による部分打換え:密度を確保しやすい
  • 原因部の除去+路盤補修:再発防止には根本処置が必要

穴ぼこは“水+交通荷重+密度不足”が重なると発生しやすいので、応急処置後の原因調査がとても大切です。

4) 段差・沈下(マンホール周りなど)

マンホール周りは、車両の衝撃が集中しやすく、苦情が多いポイントです。

  • 高さ調整(マンホール上げ下げ)
  • 周辺舗装の打換え
  • 再発しにくい材料・構造で補強

見た目以上に、周囲の締固めや支持層の状態が影響します。

 

 

■ “予防保全”という考え方がコストを下げる

最近注目されるのが、壊れてから直す「事後保全」ではなく、劣化が軽いうちに手当てする「予防保全」です。

  • 早期:シールや表面処理で防水性を回復
  • 中期:切削オーバーレイで表層更新
  • 重度:路盤から改良(費用も工期も増える)

軽症の段階で対処できれば、交通規制も短く、費用も抑えられ、住民影響も最小化できます✨

 

 

■ 舗装補修は“症状”より“原因”を見る

舗装の劣化は、表面のひび割れだけを見て判断すると失敗します。
✅ 水が入っていないか
✅ 路盤が弱っていないか
✅ 交通荷重に合った構造か
✅ 排水が機能しているか
この視点で原因を見立て、適切な工法を選ぶことが、長持ちする補修につながります

「このひび割れ、放置して大丈夫?」「穴ぼこが繰り返す」「わだちがひどい」など、気になる症状があれば、現地状況を見て最適な対策をご提案できます

 


興洋建設では、一緒に働いてくれる仲間を募集中です!

私たちが採用に関して最も大切にしているのは、「人柄」です。
土木工事の環境配慮やSDGsの取り組みに興味をお持ちの方、また
、未来のインフラを一緒につくりたいという方は、ぜひ求人情報ページをご覧ください。
皆様のご応募を心よりお待ちしております!

気になる求人情報はこちら